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森一敏
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 宮村英語奨励賞授賞式での議長代理の祝辞         (08.10.12)
  宮村英語奨励賞という中学生対象の英語賞があります。金沢大学の宮村教授が私
財1000万円を寄付したことから基金とし、24年間、毎年、英語成績が優秀な中学生
を応募から選定し、表彰しています。
 所管の教育環境常任委員は、来賓出席を求められるのですが、議会側から正副議
長が参加できないため、議長祝辞の代理を私が勤めることになりました。(昨年も常任
委員長が挨拶したようですから、恒例にしているのかもしれません。)
 これにはおまけが付いていて、祝辞は英語で!議長秘書氏が、言いにくそうに言い添
えました。議会事務局が挨拶原案を書いてきましたが、引き受けるなら、私の考えを盛り
込ませてほしいと、修正を加えて、英語訳してもらいました。本当に久しぶりに英和辞典
を開き、アクセント、語句確認をしました。学生時代を思い出しました。
 附属中学、私学からも受賞者が選ばれ、20人の英語自慢の子どもたちが、授賞式に
臨みました。応募には筆記試験と面接があって、評価された子どもたちです。
 受賞後には、彼らの代表三人が、受賞の感想と将来の夢を英語スピーチしました。私
のようなジャパニーズイングリッシュはいません。流ちょうでした。医者となって人の命を
救いたい。英語は国際時代に不可欠なツール。英語を学んで国際舞台で羽ばたきたい。
そんな子どもらしい夢が語られました。

 式典は、市長も教育長も、教育委員長もみな英語スピーチでした。みなさんもにわか勉
強でしょうか。私がつたないジャパニーズイングリッシュ(ところどころドイツ語音もあった
かもしれません)で伝えたかったことは、英語が上手に話せることが重要ではなく、英語
という道具を通じながら、多様な言語と文化を尊重し、平和を求める世界の人々とつな
がろうとする姿勢を身につけることが大切だ。自分自身の人格を磨くことに一層努めてほ
しいとエールを送ったつもりです。伝わったかな。
 私は早期英語に賛同する立場ではありません。昨今の実用的英語力だけが英語を学
ぶ目的ではありません。学校教育で重視すべき英語教育とは、コミュニケーションの土台
となる世界認識、他民族を尊重し、連帯しようとする地球市民の意識醸成にあると考えて
いますから。戦後中学校教育課程に「外国語」(英語ではありません)が加えられたのは、
偏狭な民族主義が世界戦争を招いた反省からだと聞いています。その原点をこの国際
化時代こそ、再確認したいのです。英語が好きという彼らにも、そんな青年に成長しても
らいたいと期待します。
 長いことぶりに英語学習の機会を与えてくださった議長に感謝です。 

 以下が、私が議長代理で行った祝辞です。




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